つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

餡への熱情

 なんだか突然にあれをどうしても食べたい! …みたいに感じる瞬間というものがある。たいていは好物が対象となるがそれほどでもないものの場合もあるし、なかなか傾向がわからないような現象ではあるけれど。それはともかく、今の自分にとって必要なのはあんこであると強く強く感じるのだった。小豆が原料である甘くておいしいあれのことだ。それが脳内で魅惑の輝きを放っているのである。ああすごく食べたい。
 いや実のところ、なにしろ自分のことであるだけに、缶詰の餡もきっちり常備してはいるのだ。ただ、白玉(団子)や餅といったものまではなく、あんこだけぱくぱく食べるのもまあ嫌いではないが、なにやら猛烈に「今の自分が食べたいのはそれじゃない」感覚があり。胃袋だか脳だか知らないけれど、我ながらわがままなことである。明日にでも買ってくるべきだろうか。でもその頃にはすでに情熱が冷めている予感。