つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

賞賛はする・模倣はしない

 他人から評価されるような生き方なり行動なりをしている方々と、まあたまに接触することくらいはあるわけだ。あたりまえなのだが、その人物をすばらしいと認めるかどうかとその人物のようになりたいと望むかどうかは独立しているわけで、そして自分は他人のそういう部分を模倣したいとは基本的に思わない。よって、その人物を賞賛しつつ自分は自分として考えたりするのだが、そうできない人々というのはけっこういる。
 つまり、「賞賛しているならあなたもこうなりたいのでしょ」という思考になる人々だ。これは他人の場合もあるが、(その賞賛される対象の)当人の場合もあるのが、なんというか非常に残念。他人の場合は「あなたと私は違うから」とわりと簡単にお断りできることが多いが、当人の場合はそう単純にはいかないところがめんどう。立派なことをする人なのに自己をその程度にしか律することができないのか…と、がっかりもするし。
 ということで、そこまで含めて心底すばらしいと思えるような人にはなかなか出会えないのだった。そんなに多数ではないということなのか、あるいは自分の問題なのか。「類は友を呼ぶ」なんて言葉もあるし、なにかレベルみたいなものの近い人間が自然に集合するということはありそうに思え、だからなのかもしれない。ということは、こんな文章を公開するのは自滅の道に近づくことのような気もするのだが…まあいいや。