つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

歴史は繰り返す…かもしれない

 新たな相棒になって1ヶ月以上がすぎた"MacBook Pro"さんだが、これは(いわゆる)「アイソレーションキーボード」なるものを採用している。キーそれぞれが離れている構造のキーボードであって、わりと近年になってけっこう流行するようになったようだ。自分は今までこのタイプのキーボードにはほぼ無縁であったのだが、なんだか意識することも違和感もほとんどなくけっこうすんなりと扱えていることに、本人もちょっとびっくりなのであった。見た目だけでもかなり違うのにね。
 それはともかくとして、こんなふうなキーボードならけっこう昔から知ってはいたわけであり。NECな会社がかなり昔に発売していた"PC-6001"(愛称「パピコン」)というパーソナルコンピューターが*1、かなり似た感じのキーボードを採用していたのだ。キーは横方向に長い長方形が基本であり、たしか「キャラメルキーボード」なんて呼び名があったような気がする。ちなみにこのキーはちょっとおもちゃっぽい見た目ではあったが、操作性はそれほど悪くなかったように記憶している。
 "PC-6001mk2"では平均的なタイプのキーボードになっていたが、これを自分ももっていた。まだ実家にしっかりと保存されているはずだが、ソフトウェアの保存されているカセットテープは*2残念ながらもう読めなくなっているのだろうと思う。しかし思い出してみるとなんというか、昔のコンピューターには夢がたっぷりあったような気がするな。…いや、夢というものがまだそれなりに自分みたいな人間の中にも残っていた頃のことだったからなんだろうか。今となってはわからない。
 余談はともかく、「これって昔にもあったよね」シリーズのことはわりと珍しくもないのかもしれないと思った。考えてみれば、コンピューター方面ではその進化のスピードがすごかったりするわけだし、その頃の技術やその時代ではそれほど成功できずにいったん消滅してしまったものが今になって改良されて華麗に復活…ということが発生しやすいのかもしれない。もしもそうならば、昔の時代を知っていると思わずニヤリとできるようなことがこれからもいろいろとありそうだ。ちょっと楽しみではある。

*1:参考 PC-6000シリーズ - Wikipedia

*2:ヤングな方は知らないかもしれないが、その頃の記録媒体のスタンダードはパソコンではカセットテープだった。もう少し未来では、フロッピーディスクの時代となったわけだが。