日々カスタマイズ
今日も今日で、"MacBook Pro"さんにおけるLeopardな"Mac OS X"の*1環境で、カスタマイズというか最適化というか、そんな作業をやったわけだった。まだ購入してから1ヶ月未満ということだから、気になる点が発見されるとちまちまといじっている段階なのだ。できるなら本格的に利用する前に、少なくともその時点で満足できるくらいのレベルまでこういう作業を行ってしまえればよかったのだが、急逝なされたiBookさんのタスクを急いでまかせなければならなかった以上、ゆっくりとそうもしていられなかったのだ。
今回いじった部分その1。生成されていくスワップファイルの*2サイズが2倍ペースで大きくなっていくのが不快であり、それに妥当な理由があるともあまり思われなかったので*3、"/System/Library/LaunchDaemons/com.apple.dynamic_pager.plist"の内容を改変して、"/sbin/dynamic_pager"のオプションとして"-H","-L","-S"を明示的に指定することで
<key>ProgramArguments</key> <array> <string>/sbin/dynamic_pager</string> <string>-H</string> <string>ほにゃらら</string> <string>-L</string> <string>ほにゃらら</string> <string>-S</string> <string>ほにゃらら</string> <string>-F</string> <string>/private/var/vm/swapfile</string> </array>
*4やめさせてみたり*5(補足情報あり)。もともと昔のバージョンのOSの時には最初から指定されていたパラメーターなのだが、どうして変更したのだろうか。不思議。
今回いじった部分その2。カーネル変数の初期値を参照していたら、"kern.maxproc","kern.maxprocperuid"がちょっと小さすぎるような気がしたので、念のために"/etc/sysctl.conf"中の記述で
kern.maxproc=ほにゃらら kern.maxprocperuid=ほにゃらら
*6増加させておいた*7。これについては、必要もないのにむやみに増加させると、たとえばメモリーなりの資源が浪費されるなどのペナルティがあるだろうが、そんなに極端にやったわけでもないし、安全を買ったという気持ちなのだからいいことにしてみる。
今回いじった部分その3。Dockにおいて「隠されているアプリケーション・ソフトウェアのアイコン表示が半透明にならない」というのは嫌いなので、
defaults write com.apple.dock showhidden -bool YES
の実行によって望みのままにしてみた。GUI的に考えるならば、ポリシーとしてはこの挙動のほうがよほど正しいと思えるのだが、どうして最初からそうしていないのだろうか。これについてはかなり疑問。いやまあ、Dockについてはそれ以外にもいろいろと不可思議な仕様が多いのだが。
…それ以外にも細々した部分でいろいろといじったりしたわけだが、こういう作業はミスがあるとなかなかこわいから*8、けっこう気をつけて実行しなければならないし確認に時間もかけることになる。ところが自分の性格として、忙しい時でもなんでも気になってしまったら最後、早急に解決しないと気持ちが悪いわけで。やっかいな人であるとは本人も思っている。反省はしていない。
*1:もう"Snow Leopard"も登場したのだから、まずはそっちに移行するというのも一つの道ではある。けれど、もうちょっと先になってからのほうが安全である気がするもので。
*2:システム初期状態から変更していなければ、"/private/var/vm/swapfile*"ということになる。
*3:いや、もしかしたらそのほうが効率がいいとか、なにかあるのだろうか?
*4:実際は、「ほにゃらら」には適切な数値が記述されることになる。
*5:参考 `man 8 dynamic_pager`
*6:実際は、「ほにゃらら」には適切な数値が記述されることになる。
*7:参考 `man 5 sysctl.conf`,`man 8 sysctl`
*8:特に、root特権がなければ実行できないような作業については、間違ってしまったらかなり困ったことになる可能性が高い。