つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

ずいぶんと律儀な人が多いらしい

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http://d.hatena.ne.jp/maoo/20090107/1231367184 http://d.hatena.ne.jp/maoo/20090109/1231498092 http://d.hatena.ne.jp/maoo/20090119/1232379577

 ちょっとびっくりしたのだが、IPA職員さんからの情報流出の一件については

叱責や批判を含む多くの意見がメールで寄せられているとして、今回の情報流出に対するIPAの取り組みと考えを説明した。

情報流出でIPAに批判多数、「停職3カ月は適切な処分」と回答

一般からけっこうこういう連絡があったということらしい。世の中にはずいぶんと律儀な人が多いものだと思う。自分はそんなことをしようとはまったく考えていなかった。わざわざ文章を考えてお伝えするなんて面倒だと思うし、そんなことをする義理も義務も責任もないし、自分一人の意見の力なんて微々たるものだと知っているし、e-mailをさらっとゴミ箱行きにされても文句は言えないし。
 それにしても、わざわざ

就業規則に基づいて懲戒処分停職3月を決定いたしました。これは、IPAにおいては免職以外では一番重い処分であり、総合的に考えた上での適切な処分であると考えております。

http://www.ipa.go.jp/about/oshirase/20090121.html

なんてことを公表しているということは、この点についても「処分がずいぶんと軽すぎではないのか」みたいなご意見なりご批判なりというものがあったのだろう。より具体的には、「もっと罰するべきであろう」「解雇するのが当然であろう」みたいなものも含まれていたということなのかもしれないな。
 ということは、「IPAはあくまで政府の一部分である」といった意識の強い方が多いということなのだろうか、と。そうでもなければ、自分が所属しておらず関係ない組織に対して、その内部での処分の内容について意見を述べようなんてことを考えさらに実行する人は、そうそういないとも思うわけで。…あれ、そういう方ももしかしてけっこういるものなのかな。そうだとすれば、それはさすがにお節介だと思うんだが。
 自分の場合、IPA独立行政法人*1ということで、政府(あるいは国と表現してもいいだろうか)の機関と民間組織が混合されたようなイメージで理解しており、つまりあまり政府なり国なりと同一視をしていなかったわけだが。もしかしたらこのあたりで自分の考えに誤りがあって、だから他者と意見が違ってくるのかもしれない、とか少し不安になったり。この部分については律儀に調査してみた方がいいだろうか。
 どうあれ、自分が今回の一件について不満なり不安なりがあるのは別の部分であり、それについては前にもいろいろと書いたわけだ。職員の処分内容も将来の同様の事態に対する抑止力という観点では影響があるとも思うけど、もっと大きい別の問題があるんじゃないかと思うんだけどな。もしかして自分と似たような意見の人は少ないのだろうか。つまりは例によって少数派ですか。いや、慣れてはいるけど。