つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

苦しみは一人で

参考
http://d.hatena.ne.jp/maoo/20100708/1278598079

 昨日みたいな体調のよろしくない日には、まさに矛盾しているようなことを考えたりする。つまり、一人暮らしでよかったなあということと、それだとけっこう不安だなあということ。後者については説明の必要もないだろうが、運が悪ければ意識不明になってそのまま死亡して腐ることになるかもしれない…といったことだ。前者については説明したほうがいいと思うのだが、誰かがそばにいるならさらにつらいだろうということ。
 自分の子供の頃を思い出してみれば、かなり病弱でしょっちゅう病院のお世話になり家族に手間と迷惑をかけていた。そういうことを知っているからかもしれない。たとえば腹痛で苦しいとして、できるだけ楽な姿勢でうずくまったり呼吸したりうめいたりするだろうが、自分しかいないとそれを(変な表現だが)存分にできる。まわりに人がいたらそれも我慢することを考えるだろう。結果的にはそれが無理であったとしても、まずはね。
 利己的な主張ではあるが、苦しい時にはもう余裕がなくなるわけであって、もしも他人のことを思いやるような余力があるなら別の方面に投入したい。誰かに「大丈夫か」と問われ「なんとか」という一言を発する体力すら無駄にしたくないわけだ。相手が悪いとか行動に問題があるということではないことはもちろんわかっていて、しかし「お願いだから今この瞬間には自分のまわりから消滅していてほしい」とか考えてしまうという。
 こんなふうに感じ考えるような自分は、徹底的に一人暮らしが適しているのだろうな。その欠点について承知しつつも。