お前はもう負けている
「勝ち組」やら「負け組」やらという*1言葉がある。自分の思想はおおよそ「己にとってどうでもいい他人からの評価なんてまさにどうでもいい」なので、基本的に無関係な価値観ではある。さらに申し上げるならば、勝ち負けより幸せと感じているかどうかがよほど大事だと思うのだが、とはいえ努力してまで幸せを追い求めようとは思わない。いつものようにコストパフォーマンス重視。そこそこでいいじゃないか。
さて、無関係だから無縁でいいはずなのだが、WWWなんかでけっこう目にする「〜な自分は勝ち組でしょうか?」的な質問にはうんざりしているしどうかしているとも思う。その場合の答えはNoしかありえないと思うのだが、いかがか。己について判定することすらできない・他人にそういう質問をすることが無意味だと気づけない・最初から求める回答がYesで固定されている…こんな人がいったいなにに勝てると。
勝ち負けというのは比較対象があっての相対的な価値観であり、それでしかなにかを判断できない存在は愚かだ。「勝つ」ために、自分を高めるより他人を貶めるという安易な道を選ぶ存在は害悪だ。そう思う。