スポーツは全面的にお断りします
自分はスポーツが嫌いだ。一言で書いてしまうとなんだか誤解もありそうなのできちんと書くと、以下のようになる。自分はスポーツというものに該当あるいは接触するほぼすべてについてとても嫌いであり、誰かがスポーツをやったり楽しむのはもちろん自由だと承知しているしわざわざ口出しするようなつもりもないが、見物あるいは観戦なんてしようものならまず不愉快になるだろうしできれば全力で遠慮したい。
そんなわけで、テレビにおいてもできるだけそのようなジャンルには接触しないよう腐心しているわけだが、テレビプログラムの確認だけでも目にしていやな気分になることがある。特にイライラするのは「〜ジャパン」「〜日本」みたいな命名というか精神というかそんなものだ。しつこいようだが、これは私というただの個人の感想であって、存在が悪などという主張ではない。はっきり書くと、ただの愚痴である*1。
ここらへんについてはたぶん、変に思えるグループ化思考が嫌いなのだ。地元の集団が活躍していればにわかファンになり、この国のチームが世界一になろうとしていれば「応援するのが国民の義務」みたいになるムードとか。そのような人々は、たとえばどこぞの宇宙人となにかを競うような場面になったなら、ためらいもなく「地球人がんばれ」とか思えるのだろう。…比較してお近くならなんでも応援対象なのか?
まあここまで至れば、もうスポーツに限ったお話ではないとわかるのだけれど、でもその方面で顕著な現象ではあると思う。だからなおさら嫌いになるということでもあるのだろうな。しかも最近はあれだ、あの震災の後に念仏のように活用されている「一つになろう」的な言葉が加わったり。たしかに助け合いの精神は尊いし重要だろうが、スポーツの試合なんかにどう関係がある? 世の中には理解できないことが多い。
*1:その意味では、自分が損をしているとも自覚している。たとえどんなものであろうとも、楽しめないより楽しめたほうが人生としてはお得であると思うのだ。楽しめるものは他にたくさんあるから困りはしないが。
