植物に誘われて
本日はいつもの通院ということにしたのだが、いつもながら繁盛しているこの病院、長く待つことは確実であると受付の時点でわかるような状況だったり。そんなわけで、桜見物というのもよかろうと思ったのだった。植物園のようなものがすぐ近くにあることを知っていたが、今までまったく無縁だったこともあり、もしかしたらけっこう楽しめるのではないかと。つまらなかったらとっとと撤退すればいいだけだし。
それでぶらぶらと散歩をしてみたわけだが、予想していたよりもずっと広く、そしてかなり気に入った。樹木が多いからか鳥も集まっていて、音の方面でも楽しめたり。犬を散歩させている方々もけっこうおられるようで、その意味でもいい場所であり。土の感触がある地面を歩くというのもすごく久々に思えたし、桜もそこそこあってちょうど満開だったし。ああ、間違いなく桜だった。プレートに書いてあったからな。
そんなこんなで、すっかり好きになってしまったこの場所なのだった。違う季節にも訪問してみたい。冬には立ち入れない場所がたぶんあったりするのだろうが、それ以外の季節ならそんなこともあるまい。夏になったらここがどんなふうになるのか、特に見てみたいな。基本的に日光は自分の弱い皮膚に敵だし暑さにも弱いのだが、ここは木陰も水も豊富なので、猛暑の日とかでなければそこそこ快適なのではないか。
さて戻ろう…と思ったら病院の方向がわからなくなっていてちょっと迷ったりという、まあそのかなり自分らしいエピソードもあったわけだが、それはともかく。たっぷりと時間がかかったものの病院を無事に脱出し、安売りをしていた店でいろいろと買い物をし、戻ってきたわけだった。なかなか充実した気分でありつつも、やっぱりなんだかちょっと疲れもあるのか。考えてみればかなりたくさん歩いた気もするし。
