つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

ノー・アレンジ

 最近はあまり利用しなくなっていたのだが、安売りしていたので買ってきた固形のカレールーなんてものがあったのだった。それでカレーを調理することになったわけであり。もちろんこの料理はわりと簡単だし時間も長くはかからないのだが、それには独自のアレンジをなにもしていないことも影響しているのだろう。以前なら、自分でブイヨンやら調味料やらスパイスやらをいろいろと投入していたものだが。
 それまで経験も知識もなく料理をやりはじめた頃は、「手間をかけ工夫をしただけおいしくなるに違いない」と信じていたような気がする。実際にはそれは正しくなく、ことにカレーのルーのように味付けまでをそれが担当している場合であれば、下手に介入しないほうがいいと思う。わりと最近になってやっとそう思うようになった…というところで。せいぜい鍋の中身に「愛情!」とつぶやく程度でいいのではないか*1
 ええとつまり、その味はプロが完成させたものであるのだから、素人がなんとなくちょこちょこいじると変になるだけだと思うのだ。技術やコストの面から「本当はこれも入れたいけどできない」という場合もあるかもしれないのだが、それも考慮して全体のバランスを調整しているはずだし。だから、ちょっとトッピングをするくらいまでで我慢すべきかと。…まあ未来には考えがころっと変化しているかもしれないが。

*1:なつかしいなあ、榊原郁恵さんのテレビコマーシャル。「ワンタッチカレー」なんて商品だったか?