肉からの解放

　基本的に肉というものが好きであるのだが、それは味を気に入っているとかそういう意味でもあるし、料理が楽だからという意味でもある。外食などはほぼ皆無であり、食べるために自分で料理をしている以上、後者を無視することはできないのだ。いや、「できないのだ」とかえらそうに書くようなことじゃないのだが、ええとその、毎日のことでもあるしついつい楽したくなっちゃうんです(自分は)。ごめんなさい。
　しかし食には気をつけなければいかんということは意識していて、できるだけ肉に依存しないよう心がけており(結果はともかく)。それで本日のことなのだが、これはたぶん偶然という要素とかがふんだんに混入しているのだと理解しているけれど、なんかえらくおいしい野菜だけのスープが完成してしまったのだ。まことに満足できる一品であった。まあ、固形のブイヨンを投入したから完全に肉と無縁でもないのだが。
　そんなわけで、材料も一般的なもので調理も楽だったことだし、これからはちょくちょくこのスープをいただいてみたい。…まさか、「そしてもう二度とあの味になることはなかった」なんてことにはならないよなあ?