早く忘れさせて
ケーキなどを入手し、幸せを感じながらいただいたりしたわけだった。甘いものについては毎日でも食べたいと思うし食べられる自信もある自分なのではあるが、いろいろな事情により我慢すべきと考えそのようにしているので、だからこれは本当に久しぶりの体験なのである。しかしあれだな、快感があってそれを自覚すると、それをさらに繰り返したいという欲求が強まるのをすごく感じる。まさに、思い出したように…というか。
そんなわけで、ただいまちょっと苦しいというか禁断症状のようなものを感じているわけだが、まあこれもたぶんあと何日かで忘れてしまうことになるのだろう。忘れている間というのは、当然だが、我慢しているという感覚すらない。まったくつらくも苦しくもないわけだ。年齢とともに忘れっぽい傾向が強まってきているのにはうんざりしているのだが、このような状況においては逆にそれが利点になっているのかもしれないな。
あっ、でも、忘れる方向をちょっと誤ると、「〜さん…ケーキはまだかのう?」「おじいちゃん…さっき食べたでしょ」みたいになりそうな。