説明書が憂鬱なお年頃
最近になって、けっこうボリュームがある説明書というものがくっついてくるタイプの機器なんかをいくつか購入することになってしまったわけであるが、そのほとんど本みたいな敵になかなか苦しめられている。昔は正直なところ「説明書を熟読する根気がないとか理解する能力がないとかって人は製品を利用しなけりゃいいじゃない(意訳)」的な考えだったのだが、今や己がその範囲にしっかりと入ってしまっているのだろう。
まあそれでも、買ったものを無駄にする気なんかはないわけで、だからのろのろしてはいてもしっかりと説明書は参照する。これすらもできなくなってしまったら、その時には新しいものの入手そのものを基本的にあきらめたほうがいろいろな面で幸せなんだろうな。そんな日がやってこないことを祈っているが、意外に来年くらいにはもうそうなっていたりして。…ここは冗談のつもりで書いたのだが、文字にするとなんだかこわい。
それにしても、「買う」って楽しみがなくなると、あとは「食う」「寝る」くらいしか快感がなくなってしまいそう。生きたいと強く願っているような人間ではないけど、そういう状態ってなんだかいかにもまずそうな気がするなあ。