つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

快適な世界に行きたい

 たとえばあるサービスの挙動が正常ではないものと考えられた時、たとえば買い物で品物の値段が間違って精算されていると考えられた時、たとえば議論の相手がこちらの意見を誤って理解していると考えられた時、とにかく生きているといろいろなシーンで「これは指摘した上でできるならば改善していただかなければなるまい」と思うことがある。そして、とたんに自分は憂鬱になる。そういう作業ってとんでもなく疲れるから。
 まずは、こちらに誤解があるのではないかと疑い何度も精査するところから開始して、相手に伝えるにしてもどのような内容をどのような言葉でどのようなタイミングで告げるべきかを悩まないわけにはいかない。相手が気分を害してひねくれたらめんどうだし。たとえば「こちらは客だ」という立場であっても、あくまで謙虚な姿勢で平和的に解決するよう尽力しなければならない。そうすることで総合的に楽になるはずだから。
 そんなわけで、今までこのようなポリシーで生きてきた(つもりなのだ)が、最近思うのは、感情のままに大声でわめいたり相手を攻撃するような行動を採用したほうが結果的にお得なことになるような世の中に近づきつつあるような気がする…ってことだ。控えめに友好的にという態度だと相手が増長して解決が遠のくという事態も、残念ながら一度ならず経験していることだし。まあ、その方面で自分が下手であるという自覚もあるが。
 昔からそう思ってはいたけれど、世界はますます不快なものになってきているような気がするなあ。