酒飲んで寝ようか
日本酒があることを不意に思い出した。自分が買ったものではなく、実家の方面からいただいたものである。そろそろ消費したほうがいいような気がするのだが、さてどうしたものだろうか。料理とかには各種の酒をそれなりに用いるのだが、なんだかこれはそういう利用をしてはもったいないものであるような気がする。高級というほどでもないが、そのまましみじみ飲んで楽しむのが正解である酒と感じるというか、そんな気が。
そうなると、問題なのは、自分には酒を楽しむ能力が不足しているということなのだった。ちょっと誇張した表現にしてみれば、豚に真珠であるがごとく、私に酒ということなのである。まったく飲めないこともなく、とりあえず飲み込むことはできるのだが、味はそれほど好きということもなく、酔っぱらっていい気分になるようなこともない。なにもかも忘れて意識不明になりたいようなひどい気分の時にでも飲むのがいいのかな。
…あれ、自分ってわりといつでもそんな気分であるような気もする…。好きでもないことがむしろ幸運だったのか。