好みとおいしさと
さて、昨日かなりの体力ダウンがあったので今日はかなりぐったりしていたのだが、それとは別の、しかし昨日と関係はあるお話。
別の場所で生活するようになって母の料理とは縁遠くなっているわけだが、昨日のように久しぶりにいただくという機会もあるわけだ(ありがたいことではある)。そこで「やっぱりこの味が一番だなあ」みたいにしみじみ感動できるとなんだかいい話っぽいのだが、とりあえず自分は「やっぱり自分の料理が自分の好みに一番近い」と思ったのだった。なんだかいろいろな意味でがっかりしそうな表明ではあるが、まあこれが真実だ。
とりあえず、自分の料理がとても優れているとうぬぼれているわけではない(むしろ技術も知識もかなり不足している)。そして、母の料理は下手どころかなかなかお上手なランクにあると以前から信じている。それでも、自分の気に入る味を一番よく知っているのは自分であるし、そして自分しか食べない食事の味は自分に最適化しやすい。ただ、そういうことなのだろう。理屈として考えてみればあまりにあたりまえのことではある。
…でも、それはそれとして、それでも母の料理をおいしいとは思ったのだけれどね。たしかに。