ワイヤレスな世界へ

　自分の部屋の環境においては、基本的に有線が優先され…ええとその、LANは有線だけで構成している。世の中の流行は無線の方面であるとは承知しているが、セキュリティのことを考えると不安がそこそこあるし、それでも理由なり必要なりがあったりよほど便利になるとすれば考え直すのだが、少なくともここの環境ではそんなこともないもので。しかし最近、ちょっとした理由により無線でアクセスできる環境もほしくなったので、導入しようかと。
　とはいえ、無線は基本的に有線よりは信用できない。たとえば、暗号化なりで保護するにしても将来それについてなんらかの脆弱性が発見されたり悪用されたりする危険性もあるし。今回は特に、暗号化についてはさほど強力でもないものを採用することになるので、コンピューターなどが接続されているネットワークとはセグメントから完全に分離した構成にする。また、無線を利用するのは短時間のはずなので、利用する時のみその部分の環境を稼働させる。
　いつでも無線でアクセスできる環境が必要になる将来もわりと予想されるけど、その導入についても考えてはいる。その場合、暗号化など運用体制についてはいろいろ厳しい条件にするし、セグメント分離までは厳格にしなくともパケットフィルタリングで安全性を向上させるなど、いろいろとやることではあろう。そんなに大きくない部屋の中で2つの独立した無線環境を運用することになるから、できるだけ電波が干渉しないように周波数帯も調整しないとな。
　…いやまあ、ここまでいろいろやるほどのこともないと思われるかもしれないが、安心・安全のためだ。あと、本人の性格と趣味。