つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

まだまだ自衛が必要な世界

 なんというか、セキュリティの問題としてはわりと「ありがち」と思われるような

JavaScriptを有効にした状態で悪意あるサイトを閲覧した場合に、重要な情報が詐取される可能性がある。

ソフトバンク端末100機種以上にJavaScript関連の不具合 - ケータイ Watch

事態が発生したらしい。JavaScriptね。単純にこれが悪者とは思わないけど、悪いことをする際に利用される可能性が高めではあると感じるので、自分の環境ではできるだけ無条件に有効にはしないようにしている。それによるめんどうもそこそこあるが、それが許容範囲であるように調整しているというところか。
 さて。今回の件でいかがなものかと考えたのは

事象の判明から半年以上に渡って発生軽減策を練り、2010年5月27日、ユーザー自身でJavaScriptをOFF設定にするという対応策が公表されたことになる。

ソフトバンク端末100機種以上にJavaScript関連の不具合 - ケータイ Watch

ここだ。基本的に自分には無関係な環境なのでどうでもいいといえばそうなんだが、なにを考えてこんなことをしているのか理解ができない。事象が判明した時点で、できるだけ急いでその状況と(暫定的なものであっても)対応策をセットで利用者にきちんと通知すべきだろうよ。本格的に策を練るのはそれからでいいんだから。それなのに今まで情報の公開もしておらず、その状況で

現在までに今回の不具合に起因する申告はユーザーから届いていないという。

ソフトバンク端末100機種以上にJavaScript関連の不具合 - ケータイ Watch

本件に関して申告をするユーザーなんてめったにいるはずもないと思うんだけど。さらに今に至っても

今回の不具合について、Webサイトのみで周知するとしている。

ソフトバンク端末100機種以上にJavaScript関連の不具合 - ケータイ Watch

というのはどうなんだろうか。ええと、つまりその程度の周知しかしないということは、この件の重要度はそんなものでしかないと認識しているということだろう。でも、本当にそうなのかはなはだ疑問ではある。いいのかこんなことで。
 前々から思っていたことだけど、自衛について各人が考えて行動することがそれなりに必要だ。普通のコンピューターの環境においてももちろんそうだが、携帯電話の世界に関してはなんというか…それよりもさらに注意深くないと危険であるような気がすごくする。表面上では親切な機構っぽいもので「これって本当に大丈夫なの?」と感じることがけっこうあるしなあ。自分は携帯電話にあまり関わっていないからまあまあ安心ではあるが。