つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

平和的別離行為

 季節としてそういうことがありがちなのだろうか、部屋の中で小さな小さな蜘蛛が歩いていたのだった。普段は窓を開けないし、換気口にはネットをかぶせたりしているし、いったいどこから侵入してくるのかわからないのだが、まあともかく年に一度くらいはこんなことがある…気がする。虫が好きということはなくてむしろ苦手な自分ではあるのだが、サイズがここまで小さいとそれほど恐怖も嫌悪感もない。即座に殺すのはさすがにちょっとねえ。
 そんなわけで、こんな時にはできるだけそのまま退出していただくことにしている。直接つまんで持ち運ぶのはちょっとそれでも遠慮したいので*1、袋の中に追い込んで袋ごと外へおつれした。まあ典型的な自己満足のための行動かつ偽善に類する行為ではあるのだろうけど、正直それなりに満足感があったりもする気もするし、たぶんこれでいいのだろう。仲良くいっしょに生活する気にはならないが、基本的に益虫であるということだしね。
 さて、これで少しは極楽が近くなったりしたのだろうか。そんなわけないか。

*1:そもそもそれができるサイズでもないし。