烏は啼くの
昨夜から雨となり、本日はほぼ一日中そのままの天候であった。そういえば…と思って窓の外をちょっと観察してみたところ、例のカラス(母親か父親かだろう)は朝も夜も雨の中きちんと巣の中にいたのだった。ここから離れる時間はそんなにないということなのかもしれない。平常時なら、雨の日であれば濡れなくてすむ場所にたぶん避難することだろうと想像するのだが、卵があるとなるとそうもいかないのだろうか。親の愛ってことなのかね。
カラスなんてほぼ迷惑なだけの鳥だと思っていたが、こういう姿を見るとそういう感覚がちょっと緩和されるような気がする。ほんのちょっとだけね。なにかと闘っているような啼き声がたびたび近づいたり遠ざかったりもしていてあいかわらずなかなか騒がしいし、全面的に歓迎するような心境にはとてもならない。これでお子さんが誕生したりすると、さらにピヨピヨうるさいのかな。あれ…そんなふうに啼くのか? そもそも啼くのか? どうなの?