それはまるで雪のような
この部屋でキーボードを操作していても、指が冷たいなどと感じることがなくなってきている。だんだん春が近づいてきているのだろう。だからコンピューターを扱いやすくなってきているわけだが、ちょっとした謎に気づいた。真冬には書きたいことがたくさんあって、しかし指がつらいのはいやだし書くのは後にしようとかよく考えていた。今ならもうそんなにつらくもないのに、あら不思議、今度は書きたいことがあまりない気がする。
真冬にあれだけ蓄積していたはずのものが、春が近づいてきてどんどん消失している。それはまるで雪のような。