三次元への誘い

　そういえば、テレビ番組を録画したデータなんてものが保存してあるDVDメディアなどについては、そろそろいいかげんに置き場所が不足しつつあるのだった。プレーヤーあるいはレコーダーといった機器の近くに保管しておきたいところだが、もちろん場所は有限であるわけで。しかも、ふと思い立ったらすぐにでも楽しみたいのが人情というものであり、古いものから順にどこかの奥底にしまってしまうなどという単純な方法もあまりありがたくない。困ったものだ。
　たぶんこの問題を根本的に解決するためには、ラック(棚)などを導入するしかないだろう。今の自分の部屋の収納などについては、二次元方向での工夫がせいぜいであったりすると思われるのだが、これを三次元方向に拡張するべきなのだ。少なくともゴージャスに広々とした部屋に住んでいるわけでもないのだし、当然ではある。しかしそれをやってしまうと、引っ越しとか地震がこわくなりそう。…あ、「場所がたっぷりだから大丈夫」とばかりにほいほい録画しそうなのは、もっとこわいな。