つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

冬の冷蔵庫の伝説

 寒い地方の冬における冷蔵庫の役割はその中の食品を凍らせないことである…などという、まるで伝説のような、あるいは冗談とか与太話のような、そんな噂があったりするわけだった。それなりに寒い地方で人生のほとんどを生きている自分の判断としては、この程度の寒さにおいてならば、その噂は真実ではなくただの笑い話みたいなものである。もっと極端に寒い地方なんて日本でもいろいろとあるわけだから、そこでは真実なのかもしれないけれど、それは知らない。
 それはともかく冬になると、室温が低くなる影響であろうが、冷蔵庫の中の温度が低くなるか高くなりにくいというのは本当だろう。自分は基本的に、肉なんかは買ってすぐに冷凍庫で保存していて、食べる前にはそれを冷蔵室に移しておくわけだが、寒くなるとこの解凍に要する時間が長くなってくるのをはっきりと感じる。最近は急に寒くなってきたから顕著に違いを感じたりしていて、食べようと思って冷蔵庫から出した肉がまだしっかりと冷凍状態であったりすることもたびたび。
 そんなわけで、ここのところ食事の時間が妙に遅れたりもしてちょっと困ったりしているわけだが、電子レンジでの解凍などはあまり好きな方法ではないので、時間を自分で上手に調整していくしかないのであろう。ここで、ふと「本当に冷蔵室がかなりの低温状態であるのならば最初からここで肉を長期保存できたりしないだろうか」などと考えてしまったりもしたわけだが、さすがにそれは実験してみるまでもなく無謀であろう。少なくとも氷点下にはなっていないだろうし。
 あれ…もしかして、もっと寒い地方だったら、冷蔵庫の上とかにおいておくだけで冷凍されたりするのか? いや、まさか、そんなことは。ねえ?