つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

大人になったら

 大人になったら…などと、成人する前にはいろいろと考えていた。いや、実際にはその後でもいろいろと考えている。それはつまり、なりたい自分だとか人生の目標だとかそんなことではなくて、以前とは違ってくるだろうという予想のことだ。いろいろと個人差というものはあるだろうが、傾向として「年齢による違い」のようなパターンは予想されると思うし、そのとおりになるかどうかはともかく、とにかく自身がいろいろと変化してくるだろうとほとんど疑っていなかったのだ。
 たとえば、甘いものはそれほど好きでもなくなるはずだと思っていたし、酒がうまいと感じるようになるのだと思っていた。たとえば、コンピューターなりの機器をいろいろとさわることにもいいかげんにあきるのではないかと思っていたし、テレビやゲームなどより楽しいなにかに夢中になりそうだと思っていた。たとえば、いつもいつも一人でいることはさびしくて我慢ができなくなるのだろうと思っていたし、そのうちに誰かと親密になることを望むようになるんじゃないかなと思っていた。
 その他にもいろいろあるが、結論を書いてしまうと、ほとんど変化がないように自分では感じている。知識なり技術なり経験なりというものは年齢とともに(基本的には)増加したわけで、つまり成長していないということではないのだろうが、しかしそもそもそういう問題ではないような気もする。もしかしたら「子供がそのまま大人になったような」的なキャラクターなのかもしれないが、どうなのだろう。どうあれ、困っているわけでもないし、変化しなければならないわけでもないのだろうが…。
 つまり、「まだまだ子供」ってことなのだろうか。年齢としてはそろそろ中年に分類されそうであるのに。