サンマを感じる空間
サンマがおいしい季節ということらしい。自分は旬というものについてあまりこだわりもないが、しかしそのタイミングだとお安く買える場合が多いわけであり、結果として旬の食材というものにはそこそこ縁があるような気もする。そんなわけで、最近はサンマをけっこう連続して食べているということだったりする。食にあまりこだわりがあるわけでもないもので、同じものを続けて食べることには特に不満や苦痛を感じないことが多い。いや、もちろん限度というものはあるが。
そんなわけで、帰宅してみると部屋の中にサンマのにおいがかすかに残っていることを感じたりもするような今日この頃。もっともこれは、サンマを食べたあとの頭やら骨やら内臓やらが部屋の空気にさらされている状態だから…ということでもあるのだろうけれど。どうしてそんなことになるかというと、いわゆる生ゴミを捨てる際にはできるだけ水分を蒸発させてからにしたいということがあって、少なくとも半日くらいは密閉しない状態にしていたりするからなのだが*1。
ともかく、悪臭ということでもないのでまったく問題ではない。けれど、なんだろう、部屋が妙に生活というものを感じさせるようになってしまったとも思われて、ちょっと違和感があるかもしれない。自分の部屋は人間が暮らしている生活感が基本的にわりと希薄であるらしく、しかしいつもは本人もまったく意識していないしそれをどうとも思っていないわけだが。こんなふうに生活空間にサンマを感じるようなことになると、平均的な部屋ってわりとこんなものなのかな…とか想像したりするのだった*2。