つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

謎のコネクション要求

 コストパフォーマンスの面での有利さからまだまだ利用しているADSLなのであるが、そのMODEM(モデム)のファームウェアをアップデートしてみた。けっこう前から利用できるようになっていたのだが、公開された改善点が自分の環境ではまったく重要なものでないと思えたし、そしてあわてて導入してテスターあるいは人柱になりたいような願望があるわけでもなかったもので、もうそろそろ安全だろうと思える今になってやってみたわけだ。
 見た目では特にトラブルもなく作業が完了したようであり、そして改善点については自分の運用方式ではほぼ気にする必要もないはずだから、要するに今までと変化なく利用できればそれでいい。それで、簡単にではあるがいろいろと確認してみて、まったく問題がなさそうだと判断しそうになったのだが、最後に気づいた。MODEMになんだかよくわからないアクセスがされるようになってしまったらしいことに。
 これは、作業前の古いファームウェアの時には一度も気づかなかった挙動であって、たびたびログを確認する習慣もあることだし、発生しているのに今まで一度も気づかなかったということはまず考えられない。しかし、作業後には数回の試験でのすべてで同じ挙動があるわけで、つまり(それが原因でもただのきっかけでも)ファームウェアの変化によって発生するようになったことなのだと思うのだった。
 その挙動をちょっとくわしく書くと、MODEMの起動をすると即座にあるIPアドレスからコネクション要求がやってくるのだ。自分の環境では外部に公開するサーバーなどを設置していないから、外から内へのコネクションについては基本的にすべて拒否することにしていて、必要なものだけをその条件から除外している。こういうことをわざわざしていなければ、ログに要求拒否の挙動が記録されることもなく、まったく気づかれないことと思う。
 もしかしたら、これはMODEMの製造元さんがなんらかの機能の実現のためなどで仕様を変更した結果なのだろうか*1…とか思ったのだが、直接に質問したところそんなことはしていないとのこと。また、さらにわからないのは要求元のIPアドレスであって、MODEMメーカーでもADSL回線業者でもISPでも*2ない、まったく関係ないと思える別の組織の管轄のものであり。これはけっこうこわい気がするんだが。
 ともかく、MODEMメーカー方面からきっちり「うちは関係ないよ」発言をいただいたのだし、ならばわざわざコネクション要求を許してあげなければならないような理由はない。環境を変化させることもなく、遠慮なく自動的に拒否してあげるだけである。1分程度の中でリトライを数回行った後にあきらめてくれるようだし、あとはできるだけ気にしない。しかし、なんだか気持ち悪いことだとは思うなあ、正直なところ。

*1:そもそもこういう実装方式はどうかとも思うが。

*2:参考 インターネットサービスプロバイダ - Wikipedia