花火バイオリズム
先ほどまで、にぎやかな花火の音がしていた。花火大会というやつだったらしい。このマンションから10分ほど歩けば、(会場まで距離がそこそこあるから迫力は小さめであるものの)それなりに見物できる場所があるのだが、そんな気分にはならなかった。たとえばそれは、かなりの曇天で天気予報によれば雨が近づいてきているらしかったからとか、最近は夏にしては涼しげすぎて花火というムードを感じないからとか、理由らしいものがないでもない。
ただ、自分は手間をかけるなりしてでも楽しみを追求したいなんて欲求が根本的にそもそも弱い。花火というものはけっこう好きでもわざわざ見物しようとまでは思わないのは、つまりそのあたりが要因なのだろう。しかし意外にも、去年はたしか2回も見物したんだよなあ。どうしてだったんだろうか。そういう気分になった要因はたぶんあったはずなのだろうが、よくわからない。まあ心なんてそんなものだよね、ということにしておこう。
ここで頭の中に突然「バイオリズム」なんて言葉がひらめいたのだが、それはかなり間違った思考である気がするので、とりあえず却下だ。