つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

3枚重ねの時代

 今は微妙に値下げの傾向があるものもいろいろ見られるようになってきたが、その前には「あれもこれも値上げ」みたいな状況があったわけで、今はまだ元の状態にも完全には戻っていないと思える。もしも無茶に安く売られなければならないような状態があるとすれば、それは売る側がかなり苦しんでいるのだろうから問題ではあるとしても、自分は今かなり完全に消費者側の立場にいるわけで、安ければただ嬉しいだけかもしれない。
 さて、ティッシュペーパーなどの紙製品についても、一時期かなり値上げがめだった。あるいは、お菓子でも同じ戦略があったが「値段は基本的にそのままだが中身が少なくしてある」みたいなこともあった。自分でそういうものの買い物をしないために気づかれていない場合もあるかもしれないが、そういう方は今日にでも売り場で確認してみるといい*1。なんというか、「世知辛い世の中だねえ」みたいに思えてこないだろうか。いや、どうでもいいけど。
 そして、トイレットペーパー。これもティッシュペーパーと同様の事情で値上げなりコストダウンなりが必要であったに違いないだろうし、自分がいつも購入している商品もたしかに変化した。1ロールでの長さが40mから30mに減ったのだ。だが実は体積としては見かけであまり違いがなく(新旧の製品で並べて確認した)、それはいったいどうしてかというと、今までは2枚重ねだったものが3枚重ねになったからなのであろう。
 するとここで疑問に思う。これははたして紙の量が減ってコストダウンになっていたりするのだろうか。というわけで、ちょっといいかげんに(ロール幅を無視して比率だけに注目して)計算してみるが

新旧 長さ 枚数 体積(比)
40m 2 40*2 = 80
30m 3 30*3 = 90

こうなるわけで、つまりは新しいものの方が紙の量すなわち原材料の量が大であるに違いない。…などと思えるほど自分はお人好しではなく、要するに1枚の紙が薄くなったりしているのだろうなあと、そう思うのだった。薄くなっても枚数が多ければ強度としては今までとあまり違わなくできそうだし、枚数が増えればその間の空間も大きくなるため見かけ上の体積が増加する、と。だまされないぞっ!
 しかし、しかしである。実際に使用すると新しいやつの方が、(ある特定部位にとって)かなり気持ちいいような気がする。結果的にちょっとコストがかかるようになったとしても、新しいやつの方がいいなあ。気に入った。…もしかして自分、だまされてる? いや、どうでもいいや。とにかく以前の製品より今の製品の方がいいと思います。だからメーカーさんには元の状態に戻すようなことはしないでほしいです。

*1:それまでティッシュペーパーは一つのボックスで400枚(200組)がわりとスタンダードだったが、そのタイミングで320枚(160組)みたいになった商品がけっこうあり、その大部分が今もそのままであるようだ。元に戻す気はないのだろうか。