ベータの鼓動
アプリケーション・ソフトウェアにおけるアルファ(α)バージョンやベータ(β)バージョンというものがどのような意味であるかについては、これは今となっては世間でなかなかよく知られていることではないかと思う。しかしながら、ちょっと本来の意味と印象が違うように感じるものも存在するわけであって
実質的には問題なく使えることから、ベータ版という言葉の意味するところが変わってきていると論争の種にもなってきた。
「Gmail」などのベータ表記が外れ、ついに正式版に -BB Watch
たしかに自分もGoogleさんの*1ところのサービスについては、ちょっとばかり違和感を感じてはいた。まあ、わりと好意的な意味で、であり
一般的にはβ表示は正式リリース前の段階を示すが、Googleではサービスが常に進化しているというニュアンスで主要なサービスをβとして公開してきた。
Google、「Google Apps」からβ表示を削除 - ITmedia エンタープライズ
特に説明されたわけでもないけれど、たぶんそういうことなんだろうなあと自然に思っていた。表現はともかくとして、実際に自分が利用していく中で特に問題なく十分な品質と思われるのであればそれでいいということでもある。有料のサービスということであれば、自分の視点もまたちょっと違ってくるとは思うけれど。
とにかく件のサービスについては、表現上でベータがついていようといなかろうとあまり違いもないのだろうと思うし、これからも便利に利用させていただくことであろう。
…さて、このタイミングで
米Googleは7日、新たなプロジェクトとして「Google Chrome OS」の開発に取り組むと発表した。
Google、独自OS「Google Chrome OS」の開発を表明 -INTERNET Watch Watch
なんてニュースもやってきている。とりあえず自分が利用する予定は今のところないものの、おもしろそうなので注目はしていくことになるのだろう。ところで、さすがにOSでベータバージョンというのはほのかな不安感がじわじわと強まりそうな気もするのだが、伝統とばかりにこいつもやはり長期間ベータということにしてしまうのだろうか。実はむしろそちらがけっこう気になっているわけだった。