メーラーお引っ越し完了
というわけで、いろいろと調査と準備を行った後に、iBookさんで利用するメーラーを変更してみた。Mozillaさんの*1ところのThunderbirdに*2、である。無料であるというのは嬉しいし、そこそこ機能も豊富でそこそこ安心感もあってわりといいのではないかと。また、メールのデータが基本的にいわゆる「mbox形式」であるという仕様は嬉しい。さらに新しい環境に移行する際なども考えると、独自色が強いのは面倒そうだし。
さて、自分のことだからいろいろとカスタマイズなども行っている。簡単に設定できる部分については省略してしまうとして、そうでもなかったような部分について書いてみると
- 主に配色の面で変態的と思える引用スタイルがいやだ
- フォルダペインで表示されるアカウントの(上下)順番を変更できない
- アカウントをセットアップした順番で固定され変更ができないなんて、そんな馬鹿なことはあってはならないと思う。自分の勘違いだろうか?
- "mail.accountmanager.accounts"を変更して解決。アドオンで解決する方法もあったらしいが。
- メールのヘッダを表示するサイズが変更できない
- サイズが固定なのにヘッダの全部を無条件で表示しようとする仕様はまずすぎる。ヘッダの表示領域が9割で残りが本文などという冗談のような事態になったりする。
- ちょうどいいアドオン"header scroll extension"*4を導入して解決させてみた。設定で表示領域の行数を指定することまでできれば、もっといいのだが。
- いわゆる等幅(Monospace)フォントを指定しても不完全にプロポーショナル表示となりずれる
- 指定した等幅フォントで表示はされているのに、なぜか文字間あるいは空白の部分で幅がずれて表示される場合があるように見える。
- ものすごく悩んで調査して試行錯誤して原因が判明したのだが、フォントサイズ(ポイント)を奇数の値にするとこうなるようだ。バグか自分の環境に問題があるのか…。
こんなところと、あとはHTML形式メール方面の気配がある部分をできるだけ封印したくらいだろうか*5。まあ、利用しているうちにまた不満点なりが発見されるかもしれないし、そうなったらまたなんとかして解決しようとするのだと思う。
そんなわけで、メーラーのお引っ越しはとりあえず完了。なんだかんだでやっぱり時間も手間もかかったな。標準のインポート機能が対応していなかったので、メールのデータ本体はいちいち手作業で移植していくことになったし。もっとも、移行元も基本的に「mbox形式」でデータを保存しているものだったから、きちんとした場所にデータをコピーしていくだけみたいなものだったが。
*1:参考 Mozilla Japan コミュニティポータル
*2:参考 Thunderbird — メールをもっと簡単に。 — Mozilla
*3:参考 Quote Colors :: Thunderbird向けアドオン
*4:参考 header scroll extension :: Thunderbird向けアドオン
*5:「HTMLメール」なんてものはすごく嫌いなので、ついつい。