つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

でっかいお世話です

 今や解説をするWWWサイトなんてものは世の中に大量にあるわけだが、その中にはなんらかのソフトウェアについて紹介や解説などをするという類いのものがある。もちろん各ソフトウェアには、利用するためのドキュメントがあるのが基本的には当然であって、それだけで必要十分な情報は得られることになっている。だけど、実際にそれを導入する前に参考にする情報としては、必ずしも最適ではない場合も多いわけである。
 よって、ソフトウェアを紹介してくれているそういうところには自分もそれなりにお世話になっているのだが、最近はなんだか内容に問題があるのではないかと思えるものにもよく出会う気がする。たとえば、インストーラーにより「ソフトウェア利用のための契約について同意するかどうか」を問われるような画面が表示されている場合の解説として、「"I agree"をチェックし"Next"をクリックする」みたいな操作の指示がただ書かれていたりするもの、とか。
 いやまあ、ライセンス契約に同意するなりしないとインストールができないという機構はよくあるし、インストールが完了しないとその後の解説とかが無駄になるというのもわかる。だけど本来そのステップでは、利用者が条項をきちんと理解し自分が同意するかどうかを決定しインストーラーを操作するべきなのであって、知らない人の指示の通りになにも考えず操作してみる…なんてことであっていいはずもない。当たり前すぎることなんだが。
 解説をしている側としては、説明するまでもないことだから省略したということなのかもしれない。でも、ご親切に画面を引用して「ここをチェック」「ここをクリック」みたいに指示しながら、しかしその操作の意味はなにも書かれていないのでは、なんだかわからないがそのままやっちゃうような人を発生させることにもつながりかねない。こういうのは親切じゃなくてよけいなお世話だと思うんだが、そういう解説をしているような方々はどうお考えなのだろう。