つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

本当はこわい高速中性子線

 最近となってはもう飛行機に乗ることなどほとんどないわけだが、以前は様々な事情でしかたなくそうすることもたまにはあったわけだった。その時に自分のコンピューターをつれていくなんてことはまずなかったのだが、デジタルカメラは機内にわりと持ち込んでいた。窓際の座席であると窓からそれなりに外が見えて、空やら雲やらを撮影するのはけっこう楽しみだったのだ。美しいし、撮影していると退屈さをあまり感じないですむし。
 ところで、過去に一度だけデジタルカメラの中のメモリーカードに保存された撮影画像が変に破損していたことがある。すごく大事な画像ということでもなかったのでそれほどこだわらなかったし、原因を追求しようにもいろいろな部分があやしく思えてとりあえずどうしようもなかった。たとえばメモリーカード自体の信頼性がものすごく高いとは思えず、たとえばデジタルカメラの制御ソフトウェアの品質がとてつもなくいいものとも思えないわけで。
 もちろん、ずっと使用していてごくまれに発生した初回のトラブルであったからその程度であきらめてみることにしたわけであり、頻発したりということであれば話はまったく違っただろうけど、一般に市販されている機器やらを利用する場合においてはこの程度の考え方でちょうどいいような気がする。購入前に情報収集を怠らず駄目な感じのものを買わないようにする程度の注意は、せいぜいしておいた方がいいとは思うけれど。
 さて、記憶にあったそのトラブルについてだけど、もしかして

航空高度で航空旅客機が水平飛行中にコンピュータに不良を起こす最大の要因は、宇宙線由来の高速中性子線だという。

運悪く中性子線が半導体メモリに衝突すると、PCは少なくない確率で動作不良を起こす。

【イベントレポート】【IRPS 2009レポート】 航空電子機器編 ~航空電子機器を脅かす中性子線ソフトエラー - PC Watch

こういうのが原因だったりしたのかもしれないなあと、今になって考えたり。こういう機器でなにかトラブルがあると、ソフトウェア不良・ファームウェア不良・ハードウェア不良…みたいに疑ってしまいがちだけど、こういう外的要因があることを忘れちゃいかんということなのだろう。そして、できることならば航空機内で機器を利用することはあまりしない方が身のためなのかもしれない。
 ところで中性子線って*1人間の身体には高速で衝突しても大丈夫なんだっけ?