つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

死ぬまでは残したい

参考
http://d.hatena.ne.jp/maoo/20090112/1231772783

 自分の場合、データの保管では「HDDに(ミラーリングした上で)保存」ということをする場合が多いのだが、CDメディアやDVDメディアといったディスクに保存をするデータというものもある。枚数を数えてみるまでもなくテレビの録画データを保存したものが一番多く、ほとんどがDVD-Rである。古いものの中にはCD-Rのものもあって、つまりは"Video CD"*1として記録したものだったりする*2わけだ。
 さて、気にしていない人が意外なほど多いように感じるのだが、こういう光ディスクに記録したデータはけっこう短い期間で読めなくなったりする可能性がある。信頼性のあるメディアを選んで記録し保管状態に気をつけていても限界があるし、人間の平均的な一生の期間くらいきっちりと読める状態を維持できるかどうかもなかなかあやしいのだとか。これでは老後の楽しみが老人になるまでに消失するかもしれないじゃないか。まことにけしからん。
 そんなわけで、一般家庭で記録したような光ディスクについて、ことにCD-RとかDVD-Rとかあたりに保存したものなら記録方式的に特にそうするべきと思うのだが、ある程度の期間で新しいメディアにデータを順次コピーしていくことを考えた方がいい。これはいわゆる孫コピーということなので、今時の機器でテレビ放送をお楽しみであり清く正しいまじめな人である場合それができない。前にも書いたが、地上デジタル放送はこういう部分で壊滅的に駄目だと思う。
 それはともかく、とりあえず粗悪なメディアを使用するのはいろいろと危険らしい。まず書き込みは失敗しやすく、そしてデータを保持できる期間がすごく短かったりする場合があると。前者はすぐ気づくからまだいいだろうけど、後者は知らない間にデータが失われるという極悪さが許しがたい。そういうことで泣かないためにも、信頼できるメーカーの日本製メディアを選ぼうとか思うわけだが、あとの判断基準は自分の経験とか噂とかであってちょっと頼りない。
 そんな困った状態を解決することになるのかどうか

特定非営利活動法人アーカイヴ ディスク テスト センター(ADTC)は、DVD-Rなどの光ディスクの寿命を確認する「光ディスク寿命推定試験法」の運用を4月に開始する。

試験の結果で最低30年以上の寿命と判断された光ディスク製品には認定マークの使用が許可され

DVD±Rディスク寿命に関する認定マークを導入 - AV Watch

ということで、とりあえずこれからの判断の一助にはなりそうだと思う。でも30年とはちょっと短い感じがするんだが、もうちょっと長い期間での認定を考えてもいいのではないか。とはいえ、こんなことで困っているうちに次世代のすばらしいメディアが登場して、自動的に問題が解決したりするのかもしれない。だったらいいな。自分が死ぬまでにはなんとかなっていることを希望。

*1:参考 ビデオCD - Wikipedia

*2:今時はもうビデオCDなんて知らない人が多いのかな?