つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

遠き春

 今年になってからもう2ヶ月もすぎて3月になったということで、なんだか2から3になっただけで春がぐっと近付いてきたようなイメージを感じなくもない。たぶんこれはテレビなどからやってくるイメージに影響されているのだと思うわけで、たとえば卒業式や入学式で桜の花びらがひらひらと…といった光景などを安易に想像してしまうのだろう。でも実際この地方で桜の開花となればあと2ヶ月ほどはかかると知っているし、まだ近所でも雪はたっぷり残ってる。
 さて春といえば、「冬来たりなば春遠からじ」なんて言葉もあったりすることからも、人生的にハッピーである時期というイメージがある(悪者にされているような気がして冬がちょっとかわいそうではあるが)。好きな人や恋人ができた人を「春がきた」なんて表現する場合もあるし、恋愛のイメージも春なのかもしれない。常春の国マリネラ*1いかにも平和そうな感じがしていいよなあ。
 そう考えてみると、自分の人生って「春」にはあまり縁がないような気がする。冬はそれほど嫌いでもないからそれはそれでいいのだけれど、自分の知らないことを知ってみたいという好奇心のようなものはないでもない。運があれば死ぬまでに「春」を感じることもあるのかも。まあそれよりもとっとと人生が終了した方が面倒がなくていいな、とも思ってしまうけれど。ああ、基本がこんな思考だから駄目な人なんだよなあ、きっと。