つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

黄色く輝く炎で

 最近になって部屋の中で炎を見つめる時間ができた。いやいやいや、放火をたくらんでいるとかなんだか興奮するからとか、そういう危険なことではない。ただライターのガスを燃やすというのが目的であって、その時になんとなく炎を見つめているだけのこと。燃えているのを見ていないのは危険だしね。ではなぜ無駄に燃やしているかというと、ライターというものはもう自分に不要だからである。
 大人になってからそこそこ喫煙していたのだが、数年前にやめた。禁煙は苦しいものらしいという情報は知っていたが、自分の場合はなんとなくやめようと思ってなんとなくその通りにできた。自分の精神がものすごく強固だとかそういうことは考えられないので、身体にタバコに対するかなりの耐性があったかなにかなのだろう。理由はともかく、結果としてはたぶんこれでいいのだと思う。節約になるし、健康をわざわざ害さなくなるし。
 そんなわけで、買い置きの使い捨てライターがいらなくなってしまったのだが、ガスを消費しなければ捨てられない。無駄に保管してあることに気付いたのが今年の夏であり、どうせ燃やすなら炎が嬉しい冬にしようと思っていた。だから今それをやっている。燃やすと部屋がちょっと暖かくなる気がするし、なんだか心まで暖かくなる…かもしれない。どうせならごちそうの幻でも見えないかな。生クリームたっぷりのケーキだと嬉しい*1。幻でないならもっといい。

*1:実はけっこうこだわっているらしい自分に気付いた。大好きなわりには、ケーキなどもう1年ほどは食べていないと思うし。