つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

昔の記憶による呪縛

 最近はいろいろな環境の変更を連続して行っており、そのあたりについてはたびたび書いているわけだ。そしてそれらとはまったく異なるローカル環境、つまりここの部屋の中のG4CubeちゃんだとかiBookさんだとかDell君だとかであるが、そっちにおいてもいろいろとなんだかんだやっているわけである。各種OSやソフトウェアのアップデートなんてことも含めれば、むしろ毎週のようにあれこれやっているようなものだ。
 そして、ソフトウェアのお引っ越しみたいなことをする場合がある。WWWブラウザーなどと違いローカル資源を取り扱うソフトウェアであるとその傾向が高まるのだが、たとえばOfficeスイート*1の歴史などでも明らかであるように、データフォーマットやファイル形式なんてものの力が非常に強い*2。ソフトウェアに未練はなくともそれまでのデータの蓄積を捨てるなんてことはできない、そういうことはよくあるわけである。
 さて自分が以前からかなり悩んでいるのが、MUA(メーラー)のことである。引っ越しをしたいとずっと考えているのだが、なんかものすごくこわい。引っ越しはデータの移行で大変なことになり、次の引っ越しではまさしく地獄に突入する、そんな恐怖感がものすごくあるのである。今なら基本的にmbox形式*3を取り扱えるソフトウェアがほとんどに思えるし*4、基本的にプレーンなデータしか移植しなくていい*5自分なら大丈夫だとは思うのだが。

*1:参考 オフィススイート - Wikipedia

*2:相手に事前に確認もせずファイルフォーマットの情報を書きもせずe-mailで.xlsやら.docやらのファイルを添付する、そういうアレすぎる人々が大量生産された間接的な事情の一つがこれであろう。

*3:あれ、Wikipediaにこの項目がない。ちょっと意外だ。

*4:少なくとも十数年前は、プラットホームや各ソフトウェアで独自形式を用い、かつその世界に閉じている場合が今よりずっと多かった、と思う。

*5:そのソフトウェア独自の付加機能によるデータを他に移植するのは難しい場合が多いので、それを多用していると引っ越しでがっかりすることになるかもしれない。気をつけよう。