つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

食べ物に向かってごめんなさい

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http://d.hatena.ne.jp/maoo/20081212/1229099609

 昨夜のことではあるが、例のお魚さんを料理した。タイであった。特におめでたいことが*1あったわけではなく、むしろ不幸なことが連続してやってきがちな毎日である気もするのだけれど、珍しくけっこう安かったのでついつい。それで、どんな料理方法にしようかInternetから情報収集をしつついろいろと考えたわけだが、無難に塩焼きにしてみようと。炊飯器で鯛ご飯もよさそうだと思ったけど、失敗すると米にまで被害の波及があるだろうし。
 さて、入手した情報を参考にして調理をする。けっこうあちこちに飛散するのに閉口しつつ包丁で鱗を取り除き、内臓をできるだけていねいに取り除き、頭の部分はなんとなくおめでたいかもしれないので基本的にそのままにし(実はこだわっていたのか)、外と中に塩をくっつけてしばらく放置し、それを一度洗い流してから酒と塩をちょっとかけて焼く、みたいなところで。結果、まあまあ見た目としてはそんなに悪くないものが完成したと思う。
 さっそくいただいてみたわけだが。自分の場合たびたび食べるような魚でもないものだから、ちょっと独特の風味が気になったけど、かなりおいしい。まずい部分があったのは自分の調理であって、内臓の近くのあたりで部分的に臭みが残ってしまっているところがあり。頭も最初にカットした方がよかったのかもしれないな。幸いなことに本当に部分的でありほとんどの部分は無事だったが、もっとおいしくできたはずなんだよなあ。
 こういう時、自分は食べ物に謝罪する癖がある。もちろん、そうしたからといってどうなるものでもない。たぶん、そうでもしないと記憶力がそんなによくない自分はすぐ忘れてしまいそうだし、そうしたらまたすぐに同じ失敗をしそうな気がするのがこわいのかもしれない。あくまで自分の実益を考えての行動と思うとちょっと傲慢だとも思うけど、結果的に食材を無駄にするのが少なくできるならばそれでもいいのだと自分は思う。

*1:ここで「おめでタイ」とか書きそうになって寸前で踏み止まった自分をほめてあげたい。あっ、結局書いちゃった。