その看板は表に出さない方がいい
あなたも私も知っているマイクロソフト。自分はこの企業をどちらかというと嫌いなんだけれど、だからといって業績とか貢献とかのいい部分を認めないとかではない。あなたも私も知っているWindowsなOS。基本的に自分はUNIX*1なやつやMacOSなやつがお好みであるわけだが、だからといってほかのものの優秀な部分を認めないとかそういうことでもない。なんかこの方面に接触するようなことを書くと不穏な何かが近付いてくる気がするので、とりあえず前置きしておく。
さて、なぜかけっこう定期的にそんなことがあるような気がするのだが、少なくともここ何週間か続いている気がする現象。件の企業の日本語WWWサイトのトップページ*2がおかしい。JavaScriptが無効になっているとそうなるのだが、延々と(そのままならたぶん永遠に)リロードを繰り返してくれる。その原因は、bodyタグの中に*3こういうのが
<noscript><meta http-equiv="Refresh" content="0; url=http://www.microsoft.com/ja/jp/default.aspx?pf=true" /></noscript>
書かれているからであろう。そしてこれによって読み込まれるのはおそらく元とまったく同じWebページで、そのWebページのデータにはまた同じ記述があるから、ループしてぐるんぐるん回っていくわけね。
自分は必要ないサイトではJavaScriptを有効にしない主義である。それにより不便だったり手間がかかることはあちこちでそこそこあるが、それはとりあえずしかたのないことだと思っている。こういう部分では少数派であるということも認識しているし。とはいえ閲覧自体がまったく不能であるのみならず、閲覧環境に問題があることを知らせるメッセージすら出力しないようなサイトは、あまりにも納得しがたいが*4。
そして件のサイト、これはあまりに駄目すぎ。誰だ、ここを設計し製作し公開した奴は。ちょっとは恥というものを知らんのか。ちなみに日本語のではなくUnited Statesのサイトのトップページ*5であると、そんな現象は発生しない。いや、実は微妙に発生しているのだが無限に繰り返しはしない。どうやらこれを移植する段階で上記の現象が入り込んでいるみたい。この業界の超大手企業のWWWサイトがこの有り様。
もうちょっとその、なんとかならないものかね。JavaScriptやCookieや利用プラグインなどがそれぞれdisableされていた場合の挙動くらいさ、少しは確認しようよ。今や企業の看板の一つだろ、WWWサイトって。…とはいえここでちらっと心の中の声を正直に文字にしてみると、この企業だったらWindowsなやつとInternet Explorerなやつのコンビでないと閲覧できないサイトくらい平気で構築しかねないなあ、とかね。ちょっと昔にこんなことも
同サイトはInternet ExplorerとMSN Explorerでしか閲覧できないように変更された。
News:速報:MSNがリニューアル,IE&MSN Explorer以外では閲覧不能に
………
米MSNサイトはNetscapeなどでも閲覧できる。
あったし。ああそうか、やっぱり日本法人がアレなのか*6。なるほどね。
*1:今はもうUn*xとか書かなくていいんだよね?
*2:http://www.microsoft.com/ja/jp/default.aspx
*3:なんでheadタグの中じゃないんだろ?
*4:noscriptタグはけっして書いてはならないとの親の遺言でもあるのか?
*5:http://www.microsoft.com/en/us/default.aspx
*6:大人なのでぼかした表現にしてみました。